当教室は、2023年の夏で12年目を迎えます。元々、高校受験、中学受験(私立)、地域公立学校の授業補助を中心に据えて活動してまいりましたが、数年前ぐらいから高校入学を期に卒塾していかれた生徒さんを中心に再度お世話になりたいとのお話を少しずついただくようになってまいりました。そして、その流れで大学受験のお願いをされるようになり、その数も増え始め、実績もでき始めましたので、2021年から大学受験を本格的にお受けすることといたしました。生徒さん・保護者様の願いである『現役合格』に拘ったカリキュラム・ご指導で、新たな進路への最短距離をご提示させていただければと思っております。
グローバル化や技術革新が加速度をあげて進む現代。新たな時代を拓く人材育成を見据え、2020年度から文部科学省による大学入試改革が始まり、センター試験が「大学入学共通テスト」へと代わりました。これまで実施が予定されていた「英語民間試験の導入」「国語・数学での記述式問題」は2019年12月までに中止が決まりましたが、多くの生徒が受験するテストがセンター試験から新たな形態に様変わりしたことに違いありません。受験新時代を勝ち抜くために、受験生が今何を求められ、どのように実行すべきか、予備校・学習塾には的確に判断し、方向付けることが求められます。そこで、クローバーでは、新入試制度で求められる「主体的・対話的で深い学び」を実践することにより、新入試制度で求められる能力を身に付けていただき、意中の大学への進学を果たしていただくよう、尽力してまいりたいと思います。
国公立大学は受験に必要な科目が多いので、高1・高2から計画的な準備が必要となります。共通テストへの対策が注目されがちですが、ベースとなるのはこれまでのセンター試験です。マーク式の部分はセンター試験形式が引き継がれます。点数を確保しやすいマーク式にはしっかりと得点できるようにしてきましょう。そして、『記述形式問題』ですが、見たことがない問題・戸惑う問題が想定されますので、『高校レベルの知識』でどのようにアプローチしていくかを多角的に学習していただきます。
進学重視の中高一貫校では、高校3年間のカリキュラムを高までに終わらせることはよく知られていることかと思います。ですので、そのようなカリキュラムになっていない学校(コース)の生徒さんは学校の進捗はともかく、自分自身の進捗を早めなければなりません。特に、部活が忙しという生徒さんでも、遅くとも夏休みが終わるまでには高校3年間のカリキュラムを終え、さらに、基礎固めも済ませる必要があります。秋以降にじっくりと2次試験対策に向き合うことができるようにするため、夏休みの学習を計画的に進めましょう。
私立大学は受験者数が多く、人気のある大学/学部・学科は狭き門になりやすいです。予備校・学習塾の講師の方や、進学に関する部署の方からうかがうのですが、受験生は最終的に志望校の1つ下の大学に入学するケースが多いようです。そこで、行きたい大学に入学するために、1ランクでも高い目標を設定し、そこに向けて合格するための準備を進めて行くことをおすすめいたします。
また、私立大学は科目数が少ない分、問われる知識は広く、その難易度はかなり高いので、学習の質、量ともに重視した学習を継続していきましょう。
私立大学は2次試験の難易度、倍率、合格最低点、いずれも高いことが多いので、共通テスト利用、または併用の大学/学部・学科を受験する大学の候補として検討することをおすすめします。共通テストで高得点を確保することで、入試を優位に進めることが可能となりますので、共通テストの受験を念頭に置いた学習を進めて行きましょう。