【受験ストーリー】

 ものすごく大げさな表現かもしれませんが、『高校受験・中学受験』はある意味『戦争』とも言えます(生徒さん全体に当てはまるものではありません)。それは、生徒さんにとってのものでもあり、保護者様にとってのものでもあります。受験は生徒さんの多くにとって人生で初めての大きな勝負ですので、時に生徒さん・保護者様に予測しえない出来事も起こり得ます。受験期間中、あるいは、受験が終わってから保護者様にうかがうことがありますが、親子の間で様々な葛藤・衝突があるそうです。こちらでは、これまでに寄せられたご相談や事例をご紹介することで、お子様の受験への参考にしていただければと思います。

 

 ※記事は随時掲載いたします

 

《スポーツ一筋》

 これまでスポーツだけに純粋に打ち込んできた生徒さんが、大好きなスポーツを一時的にでも断ち切って、大嫌いな勉強に専念しなければならないのが受験です。

 その生徒さんは、これまで大好きなスポーツ一筋で小学校低学年から過ごされてきました。中学3年の1学期末テストで数学が10点台でのご入塾でしたので、やらなければならないことがヤマのようにありました。でも、これまで定期テスト前でも長い時間机に座ったことがない状況からの受験勉強スタートでしたので、本当につらそうでした(『本当につらそう』という表現だけでは片付けれらないほどでした)。1日に何十回もため息をついていたことでしょう。ただ、少しづつではありますが、机に向かって勉強できる時間が増え、それと同時にため息の回数が減り、テストの点数が上がり始めました。歯車が良い方向に回り始めてからは、さすがアスリート。スポーツで鍛え続けてきた集中力がありますので、その生徒さんが勉強しているときに私共が声がけすることを躊躇してしまうほど、集中して勉強をしていました。その結果、数学は自己最高点を重ねました。

 しかし、まだまだ道のりは長く険しいものでした。第1志望の都立高校に受かるには、どうしても理科・社会の点数も上げなければなりません。今まで全くに近いほど理科・社会をやってきておりませんので、興味がない上に入試までに膨大な量の積み残し…どう考えても時間が足りません。ただ、『諦めない気持ち』というものはとても大事でして、受験でもあと1週間、あと数日といったところで光明が差すことがあります。まさにその生徒さんがその典型でした。入試2週間前に過去問(理科)で60点台を3回連続で続けることができました。その前にちらほらと50点台を取るようになっていましたが、60点台はそれまで1度もありませんでした。もしかしたらという思いで、そこから最低ラインの点数を割出し、その生徒さんがどうしても苦手な分野は削り、点が取れそうな分野をきっちり仕上げ、数学・理科で高得点を確保し、見事第1志望の都立高校に合格することができました。

 あきらめることはいつでもできますが、後には必ずと言って良いほど後悔の念が残ります。あきらめずに最後までやり切った生徒さんには『これでダメだったら仕方ない』『落ちても後悔はない』などと言われます。もちろん、良い結果になることが圧倒的に多いです。人生で初めての勝負です。ここは一つ今までで一番の努力・苦労というものをしてみるのはいかがでしょうか。

 

 

 

《不登校》

〔いじめ〕

 その生徒さんは、いじめにより授業を受けられない状況でした。中学1年の途中からすでに学校に行けなくなり、長い間、家と学校の保健室の往復(週1回)。そこから教室に行こうとすると、拒絶反応が起きて帰宅する…その繰り返しに生徒さん・保護者様は悩んでいました。保護者様から弊塾にご連絡をいただいたのは中学3年の夏。ただ、夏休みも数回通塾できただけで、勉強といえるものはほとんどできませんでした。9月、10月…状況はそれまでと大きく変わることもなく、今までと同じように時間だけが経って行きます(もう中学3年生なのに…)。何とかしなければという思いから、定期的にご自宅へお電話を差し上げ、お母様へ前向きになっていただけるお話を工夫しながらお伝えし、生徒さんが弊塾に来れるときには生徒さんにも前向きになれるお話をさせていただく、このことを2か月間続けました。

 11月に入り、珍しく保護者様から連絡をいただきました。生徒さんが通塾を再開したいとのことでした。何が決め手になったかは定かではありませんでしたが、もう一心不乱に勉強に取り組んでいただくしかない状況でした。ただ、その生徒さんはこれまでの状況を打破し、前進したいという思いが勝ったため、通塾ができるようになってからは本当に頑張りました。最終的には第1志望の私立高校へ見事合格を果たされ、ご自身の部屋から、そして弊塾の教室から羽ばたいて行かれました。

 

 

〔発達障がい〕

※通常、障害者手帳が発行される『障害』と区別するため、学習障がい・発達障がいの記載は平仮名交じりの『障がい』が使われます

 

 その生徒さんは、発達障がいのお子さんでした。小学6年生のときに、塾にお越しになりました。保護者の方が初めの段階から上記の特徴をお持ちであることを話してくださったため、私と保護者様でどのようにしてその生徒さんの(勉強に限らず)物事に取り組む意欲を高めるか、その一点に精力を傾けることができました。もちろん、右から左へすんなりことが運ぶことばかりではありません。1歩進んで1歩さがるどころか、3歩も4歩もさがることも稀ではありませんでした。また、1歩すら進まない、1歩を見出すことすらできない時期もありました。保護者様の苦労は私が想像するものの比ではなかったことでしょう。でも、お母様は生徒さんのために二の矢、三の矢…次から次へとお考えになっていらっしゃいました。いつもながら母性の大きさ、深さ、すごさに頭が下がる思いでした。私もその思いに応えるべく、3年半その生徒さんと貴重なお時間を共に過ごさせていただきました。

 入塾当時のお話によれば、小学校では問題児扱いされているとのことでしたが、塾ではそのようなことは全くありませんでした。後でその生徒さんの友達にうかがったところ、周りにそのように作り上げられ、その断片的な部分だけで先生に判断されてしまっていたようでした。教室の外から『この塾、○○(生徒さんのお名前)が来ているんだぜ』などという小学生のからかいの意を含んだような話声が聞こえたことも何度かありました。私は意に介しませんでしたが、生徒さんのことが不憫でなりませんでした(その生徒さんが教室にいない時の出来事でよかったですが)。

 中学に入学するまではたまにお休みになることはあれど、概ね学校には通うことができているようでした。ところが、中学校入学と同時に状況が一変しました。上記の特徴をお持ちのお子様は大きなストレスや環境の変化により、不登校になることがあるらしく、その生徒さんもその道を辿ることとなってしまいました。学校に行かなければならないと思えば思うほど体調にも変調を来し、行けなくなる。どんどん勉強からも離れ、不安感が増し、さらに行き辛くなる。季節の変わり目や、気圧の変化が激しい冬場は体が思うように動かなくなる(ちなみに、その生徒さんはストレスが『吐き気』と時折『頭痛』で表れるタイプでした)。どんどん負のスパイラルにはまって行かれているように感じました。

 2年生の半ばぐらいから3年生に上がられる頃でしたが、今思えば転機になったのではないかと感じたことが5つありました。1つ目はご自宅で飼われたセラピードックの存在、2つ目は習い事で始められた料理教室、3つ目はこれも習い事ですがボクシング、そして4つ目が弊塾のアルバイト講師との教室外での活動、5つ目だけは3年時になりますが、新しくできた友達との集まりです。どでも単体だけでは転機にまで至らなかったかもしれませんが、複合的に生徒さんにとって何らかのきっかけとなったのではないかと思っています。2年時の途中までの保護者様からのお話では、本当にこの生徒さんはどうなってしまうのだろうかと不安に思っておりましたが、少しづつ家から出られるようになり、活動日が増え、活動範囲が増え、これまでのすべてを取り戻すのではないかという勢いが見られ始めました。3年時の夏期講習は、しっかり勉強ができるまでになりました。3年生の後半には進学ということで保護者様と方向性を決められ、漢検の合格を経て、見事第一志望の都立高校に合格(滑り止めの高校も合格)されました。

 春休みもお友達と高校から出された課題をこなしたり、遊んだりとこれまでがウソのように元気に活動していらっしゃいましたし、高校入学後も元気に通っていらっしゃると保護者様からお話をうかがいました。学習障がい・発達障がい等は非常に難しいテーマです。この生徒さんの事例はあくまでも一例に過ぎません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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